深い呼吸が必ずしも身体に良いとは限らない。

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よく誤解されがちなのが、深い呼吸をすることが身体に良いと言われることです。
果たしてそれは正しいのでしょうか。

「深い呼吸」=「長い呼吸」ということになるかと思いますが、
「息を吸う」「息を吐く」その割合が重要だと言えます。

結論をお伝えすると、「息を吸う」長さが「息を吐く」に比べて長いと身体にかえって悪影響となります。

反対に「息を吐く」長さが「息を吸う」に比べて長いと身体に良い影響を与えます。

息を吸う > 息を吐く  ×

息を吸う < 息を吐く  ○

「息を吸う時間」が長いのか。「息を吐く時間」が長いのかで身体に起こる反応や影響は変わってくるのが実際になります。

では、その理由についてお伝えしていきます。

1.酸素を取り込み過ぎることは身体には良くない?

当たり前のことになりますが、脳を適切に制御および機能させるには酸素が必要不可欠になります。

そして、呼吸の最も大きな役割は脳と体に酸素を供給することになります。

詳しいことは割愛しますが、

息を吸う時間が長くなればなるほど、体内には酸素量が多くなることになります。
それに伴い、体内では二酸化炭素量が少なくなり酸素過多の状態となります。
その結果、酸素の量と二酸化炭素の量の適正なバランスが崩れてしまいます。

体内では、酸素と赤血球のヘモグロビンというものがくっついた状態で存在しています。
体中に酸素を送り届けるには、このくっついた状態を引き離さなくてはいけません。

では、酸素とヘモグロビンがくっついた状態を引き離すためにどうすれば良いのか?

そこで出てくるのが二酸化酸素なんです。

実は二酸化炭素は、酸素とくっついているヘモグロビンを引き離す作用をします。

矛盾しているようですが、体内の二酸化炭素が少ないと酸素はヘモグロビンとくっついたままの状態になってしまい引き離してくれません。
そうなると、体中(細胞レベルで)に酸素がうまく送り届けられないのです。

つまり、(細胞レベルで)体は酸欠状態になってしまいます。

良かれと思って酸素を多く取り込んでしまうことはかえって、脳や体への酸素供給の低下を促してしまうのです。

その結果、例えば

・身体の動きの制御および機能の低下

・判断力の低下

・集中力の低下

・眠気

・身体の不調や痛みの発症

などの悪影響が考えられます。

もちろん酸素は取り込むことは大事なことは言うまでもないですが、酸素過多の状態になってしまうと体内の二酸化炭素の量は著しく減少することになりバランスが崩れてしまいます。

体中に効率良く酸素を送り届けるには酸素そのものが必要ではなく、適正な量の二酸化炭素が必要になるのです。

なんだかよく分からん、この反応を「ボーア効果」と言います。


2.体に酸素を送り届けるには息を長く吐きましょう!

上記でもお伝えしている通り、体中に酸素を送り届けるには適正な量の二酸化炭素が必要となります。

では、二酸化炭素を適正な量にするにはどうすれば良いのか?

答えはシンプルに「呼吸を吐く」ことです。

ポイントは、呼吸を長く吐くことが大事です。

息を吸う時間を短く。吐く時間を長く意識します。

息を吐くことを意識する呼吸の方法

息を吸う:息を吐く:息を止める

→1:2:1 もしくは 1:3:1 の割合で行うことが理想的です。

一例としては
5秒で吸って 10秒で吐く 5秒息を止める。
これを仰向けになり、膝を曲げて行ってみてください。

最初は、こんなに長く行えないのでできる範囲で全く問題ありません。
慣れてきたら徐々に秒数を伸ばしてみてください。
頭の片隅に「息を長く吐く」ということがなんとなくあればOKです。

あくまでも安静時においてなので、寝る前や気持ちを落ち着かせたい時にやってみてください。

ちなみに1分間に6回のペースで呼吸を行うと血圧が下がったというデータもあります。

また、呼吸は唯一意識的に自律神経を整えることに介入することができます。
詳しいことは、割愛しますが呼吸の仕方ひとつで自律神経に影響を及ぼします。

息を吸う > 息を吐く 交感神経が高まる

息を吸う < 息を吐く 副交感神経が高まる

そのほかに、普段から鼻呼吸を意識してみると身体にはメリットがたくさんあります。

鼻呼吸の重要性は、こちらの記事をご覧ください。



よかったら参考にしてみてください!

それでは!

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