日本人は睡眠不足?

こんばんは。パーソナルトレーナーの高田です。

日本は世界的にみて圧倒的に睡眠不足の国のようです。

平均の睡眠時間は主な先進国よりも1時間近く少ないという調査結果があります。
また、総務省の調査でも睡眠時間が年々短くなっていることがわかっています。

睡眠不足が習慣化することは日常のパフォーマンスの低下や心身ともに健康リスクが高まります。
睡眠不足は万病のもとと言えます。

ただ、24時間休みなく動く社会ですので仕事によっては適切な時間に寝ること。
適切な睡眠時間を確保することは難しいことでもあるのが実際かと思います。

現在は、コロナ禍において在宅勤務などが増えて生活スタイル大きく変わったことや外出制限などで心身の不調や睡眠に悩んでいる方も多くなっていることが予測されます。(10月に緊急事態宣言が解除されたことで在宅勤務が減少した方も増えてきてるかもしれません)

日本の睡眠に関する現状について軽く触れていきたいと思います。

1.日本人は睡眠不足

※OECD,Gender data portal 2021:Time use across the world

日本人の睡眠時間の平均7時間22分。

データ元の調査結果の33か国中の最短となっております。(平均8時間27分)

【その他の国々の平均睡眠時間】

・日本 7時間22分

・韓国 7時間41分

・ドイツ 8時間18分

・イギリス 8時間28分

・フランス 8時間33分

・イタリア 8時間33分

・スペイン 8時間36分

・アメリカ 8時間51分

・中国 9時間2分

・南アフリカ 9時間13分

(そのほかの国々抜粋含む)


※総務省「平成28年 社会生活基本調査」

また、日本人の睡眠時間は年々短くなっているのが現状のようです。

あくまでも勝手な憶測ですが、女性の方が男性に比べて睡眠時間は短いのは家庭環境や女性ホルモンによる影響かもしれません。

もちろん個人差があるため睡眠時間だけが全てではありません。
ただ、睡眠時間が不足している可能性は高いと考えられます。

そのほかにも厚生労働省が発表した調査からも睡眠が満足に取れていないことが考えられます。

以下は、【1日の睡眠時間】と【睡眠の質】に関する調査結果によるものです。

令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要より参照

【1日の平均睡眠時間】※ここ一ヶ月で

調査人数 男性総数:2,668人 女性総数:3,033人

・6時間以上7時間未満(割合が最も高い) 男性 32.7%、女性 36.2%

・6時間未満 男性 37.5%、女性 40.6%

睡眠時間が7時間未満の方が7割程度

【睡眠の質】※一週間に3回以上あるか

調査人数 男性総数:2,667人 女性総数:3,035人

男女年齢を問わず全体で睡眠の質に問題があると回答した方はおよそ7割程度。

一番多いのは「日中に眠気を感じた」というもので3割〜4割超え。

残りの3割程度の方は睡眠に関しては特に症状を感じていないようです。

そのほかは「寝付きに時間がかかった」「夜間に目が覚める」「起床予定時刻よりも早く目が覚める」「睡眠時間が足りなかった」「睡眠全体の質に満足できなかった」などの症状になります。


2.睡眠不足による身体への影響

今回はそれぞれ詳しいご説明は割愛させていただきますが、睡眠不足になると身体には様々な悪影響を与える可能性が高まります。

ざっとあげると以下の通りです。

・免疫力の低下

・生活習慣病のリスク増加

・精神状態が不安定(不安、イライラなど)

・日常生活、運動のパフォーマンス低下

・記憶(力)の低下

・認知症のリスク増加

・肥満のリスク増加

・注意力、生産性の低下

など

健康のためには運動や食事も大事ですが、まずは睡眠時間を確保する。

もしくは睡眠の質を高めることが何よりも大切です。


3.睡眠不足がもたらす社会的弊害

睡眠不足や睡眠障害になると日中に強い眠気を誘うため日常生活にも大きな支障をきたすことにも繋がります。

日本の睡眠障害による経済的損失は、最大で15兆円という試算もあるようです。
※参照元:RAND Corporation 2016

そのほかに居眠り運転などの重大な事故に繋がることも問題や生活習慣病やうつ病などの精神疾患のリスクを高めることが考えられます。



4.まとめ

・日本は主な先進国よりも睡眠時間が1時間近く少ない

・日本人の睡眠時間は年々短くなっている

睡眠時間が7時間未満の方が7割程度

・睡眠不足になると、身体へは様々な悪影響をもたらす
免疫力の低下、精神状態が不安定(不安、イライラなど)、認知症のリスク増加など

・睡眠不足や睡眠障害になると日中に強い眠気を誘うため日常生活にも大きな支障をきたす
日本の睡眠障害による経済的損失は、最大で15兆円という試算も

居眠り運転などの重大な事故に繋がることも問題も

今回は睡眠不足の方が多いということでお伝えしましたが、単に睡眠を軽視しているわけではなく実際にはお仕事の影響で睡眠時間の確保ができない。
「寝つきが悪い」、「途中で目が覚めてしまう」など睡眠に悩んでいる方が多くいらっしゃるかと思います。

また、大人だけではなく子供たちの睡眠も大きな問題です。
夜更かしやスマホ、パソコンなどのデジタル機器の利用時間が増えて子供たちも睡眠時間が減少しているようです。

成長期である子供たちの睡眠不足は今後の将来を考えても大きな影響を与えてしまいます。

睡眠をしっかり取るには、お仕事の調整や生活習慣そのものを変える必要があるかもしれません。
実際には睡眠をしっかり取ることで、作業のミスや効率を高めることに繋がることも大いに考えられます。
また、小さいな努力で睡眠の質が改善する場合もあります。

健康リスクを下げるためにも睡眠の優先度を上げて、これからどのように取り組んでいくかがとても大切だと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは!


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