鼻呼吸 vs 口呼吸

こんばんは!パーソナルトレーナーの高田です。

といっても、この記事を書いているのは深夜2時前ですが…

さて、皆さんは普段の自分がどんな呼吸をしているかお分かりですか?

口呼吸をしているのか… 鼻呼吸をしているのか… 浅くなっていないか…

当たり前ですが、呼吸は無意識に自然とおこなっていますので、意識しなければお分りなる方いないと思います。

呼吸は1日に2万回以上すると言われています。

普段、無意識にしている呼吸ですがどのような呼吸をしているのかでいい意味でも悪い意味でも身体への蓄積が変わります。

では、口呼吸と鼻呼吸では身体にどのような影響をもたらすのか?
また、どちらの方が身体にとってはいいのか?

言わずもがな口呼吸はあまり良くないと考えていると思いますが、結論からお伝えをするとお鼻呼吸は免疫力低下を防ぐなどの多くのメリットがありますが、口呼吸にはデメリットしかありません。(運動時は除く)

では、その理由について簡単にお伝えしていきます。


1.普段の呼吸は鼻呼吸が理想

普段、気づたら口呼吸になっている方も多いと思いますが(私もです)、理想的には鼻呼吸の方が身体にとってはメリットが多いです。

ウイルスの侵入を防ぎ、免疫力低下を防ぐ

・空気を取り込む際に、鼻毛によってウイルスやホコリなどの体内への侵入を防ぐ。免疫力低下を防ぐ効果が期待できます。

・鼻の中には毛細血管が集まっている部分があり、空気を取り込む際に湿度や温度が上がることにより、ウイルスの生存率が低下する可能性があります。

・鼻腔からは血管拡張作用などがある、一酸化窒素が分泌されるとされます。

身体の不調を解消

鼻呼吸は口呼吸に比べて、余分な量の空気を取り入れることがなくなります。
詳しいことは割愛しますが、空気(酸素)の取り込み過ぎはかえって、脳や身体に酸素を行き届けにくくしてしまいます。

詳しくはこちらの記事で→身体の不調は呼吸が原因!?

酸素が適切に供給されることにより、身体の痛みや不調の解消などにも繋がります。

姿勢の乱れを防ぐ

・口を閉じると顎は前に出ます。
その結果、気道が広がるため呼吸がしやすくなり、呼吸の回数も減ります。

・舌が口の中の天井(口蓋)に触れていることで、頭が支えられて姿勢も安定もします。


2.口呼吸は身体に悪影響を与える?

運動などをしているときの息が上がる場面などにおいてはもちろん口呼吸を行うことになります。
あくまでも以下の説明は、安静時や軽い歩行程度での場合に限ってとお考えください。

ウイルスの侵入を許し、免疫力低下に繋がる恐れ

鼻呼吸の場合は、鼻の内部構造のお陰で空気の濾過作用がありますが、口呼吸の場合は濾過作用がない分、ウイルスやほこりなど有害な物質が体内に直接入ってきやすいです。

身体の不調に繋がる恐れ

口が開くことで舌が落ちてしまい(舌が落ちるがために、口呼吸になるとも言えます)、いびきや無呼吸症候群のリスクを高めます。
結果的に睡眠の質が低下し、疲れが抜けず日中の活動にも影響を及ぼすことが考えられます。

口呼吸の場合、鼻呼吸と比べると多くの空気が体内に取り込まれてしまいます。
上記でも少し説明をしていますが、酸素が過剰に取り込まれてしまうことはかえって、酸素が脳や身体に行き渡りにくくなってしまいます。
結果的に、酸素が適切に供給されないことより、身体の痛みや不調などにも繋がる恐れがあります。

姿勢の乱れに繋がる恐れ

鼻呼吸とは逆で、口が開くことで顎が後ろに下がり気道が狭くなります。
気道が狭いままだと苦しいので、無意識に頭を前に出して気道を確保しようとするために、猫背の姿勢にもなってしまいがちです。


3.まとめ

日常においては、基本的に口呼吸によるメリットはありません。

今回の内容に関しては、あくまでも安静時や軽い歩行程度での場合に限ってです。

もちろん運動など息が上がる場面などにおいてはもちろん口呼吸を行うことになりますので、その状況や場面ごとに適切な呼吸が自然と選択されることが理想的です。

普段から鼻呼吸を無意識(意識的にも)に行えることが理想的ですが、鼻呼吸をしようとしても中々定着できない可能性があります。

一例としては歯並びや噛み合わせ、鼻炎などの影響によって難しい部分があります。
その場合は、専門医に一度ご相談することをおすすめ致します。

良かったらご参考にしてみてください。


それでは!

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