
こんばんは。パーソナルトレーナーの高田です。
人の身体は左右対称か、それとも非対称なのか…
左右均等にトレーニングを行う必要があるのか…
結論から言うと、当たり前と言えば当たり前ですが人の身体は臓器の位置や脳機能の左右差などからも分かる通り左右対称(均等)に出来ていません。
そのため、左右対称(均等)に考える必要はないですし、むしろ左右対称と捉えてはいけないと考えています。
そして、その影響から必ずしも左右均等に運動やトレーニングを取り入れる必要はなく、左右非対称として身体を評価し、運動に取り組むことが大切だと考えています。 左右だけに問わず、前後(裏、表)も同様です。
では、その理由について簡単に解説していきます。
1.人の身体を左右非対称として捉える

臓器の位置関係などからも分かる通り、人の身体は左右非対称にできています。
①身体の解剖学的構造の左右差
②脳機能の左右差
③後天的要素の左右差
臓器などの位置関係や大きさが異なれば、左右の重心の掛かり方や骨の位置や筋肉などにも影響を及ぼします。
また、それぞれ生活環境や生活習慣によっては後天的にも身体の左右のバランスに大きな影響をもたらすといえるでしょう。
左右のバランスのずれにハマったままだと、痛みや骨および関節のずれがさらに助長される可能性があります。もちろん、左右の力の発揮(力の向きも含めて)にも影響を及ぼすと考えられます。
2.身体の感覚は右にいきやすい?

人の身体は左右非対称ということは、今回の記事がなくてもなんとなくご理解していたかと思います。
では、左右のバランスが非対称にしてもどのようにバランスが違うのでしょうか。
左右で比べた場合は、身体の感覚は右にいきやすい傾向です。
今回、詳しい理由は割愛しますがその理由は、以下の通りです。
①解剖学的構造上、右に偏りがち
→肝臓や横隔膜の位置関係や大きさ、それに伴う骨や筋肉への与える影響。神経系においても。
②言語中枢が左脳にある(大半が)
→手足の動きは、脳へ与える刺激は左右逆になる。
右側を多様:左脳に刺激を与える。 左側を多様:右脳に刺激を与える。
③利き手は、右利きの人が多い
→左脳の刺激を活性化しやすい。
④左の視野に比べて、右の視野が強い
右の視野の傾向があり、右の視野は左脳で処理される。
⑤これらが相まって、さらに右へに意識が助長する
→どれか単独でというわけではなくそれぞれが関わり合い、相まってさらに右への感覚が助長していくと言えます。
3.まとめ
詳細は割愛していますが、上記の理由などから、人の身体は左右非対称で対称ではありません。
また、感覚も右にいきやすいと言えます。
そのため、身体を左右非対称として捉え、アプローチをする必要があり、左右均等にトレーニングを行う必要がない。むしろ、バランスの崩れをさらに助長する可能性があるため、しないほうが良いと言えます。
少しでも参考になれば幸いです。今日はこのへんで。
それでは!
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編集後記
昨日は、免許の更新に行ってきました。
たまたま当日に車を運転する機会があったのですが、さっそく路肩に軽く擦りました……笑
なんて日だ!