高齢者の筋力トレーニングの目的

人間は誰でも年齢を重ねるごとに老化によって体が衰えます。

・筋肉量、筋力の低下

・代謝の能力の低下

・免疫機能の低下

・ホルモンの分泌量の低下

・骨密度(女性の低下が著しい)

など

これらは老化によって低下し、今のところ誰も逆らうことは出来ません。
(老化のメカニズムは解明されていないのが現状です)

ただ、これには大きな個人差があります。

・遺伝子の問題

・現在までの過程 (生活習慣・環境、食事、活動量、心理的ストレスなど)

つまり、老化を止めることは出来ないですが日々どのように過ごすことによって大きな差が生まれ、遅らせることはできると考えられます。


1.高齢者の筋力トレーニングの目的

筋力トレーニングを開始する年齢は関係なく、誰でも筋力トレーニングを行うことによる恩恵は受けられます。

当たり前といえば当たり前ですが、実際に高齢者が筋力トレーニングをすることにより筋肉の肥大が起こることが確認されています。

その他にも筋力、関節の可動域(柔軟性)、骨の強化などポジティブな影響を与えると示されています。
その結果、生活の質(QOL)が向上する期待が大きくなります。


2.ケガの予防や身体の不調の予防・解消に繋がる

筋力(筋肉量)増加や日常生活動作(体の使い方)の質の改善などにより、転倒を防いだり、転倒したとしても骨密度の上昇の結果、骨折などを防げる可能性があります。

また、関節の可動域などの改善や向上により腰痛や肩の痛みなどの身体の不調の予防や解消にも繋がる可能性があります。


3.代謝の改善が促される

運動やトレーニングを行うことにより、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、動脈硬化症などの予防や改善に繋がる可能性があります。


4.心理面での変化

定期的かつ継続的にトレーニングをすることにより、認知能力の向上や心理的ストレスの解消、そして一番は健康的になり自分自身に自信を持てるようになると考えられます。

健康でいることで色々な場所に出掛けたり、旅行に行けたり、家族との時間を長く過ごせたりと楽しみや喜びが増えることもトレーニングによる一つのメリットかもしれませんね。


5.まとめ

・筋力トレーニングは年齢に関係なく、誰でも恩恵は受けられる。
高齢者が筋力トレーニングをすることによっても筋肉の肥大が起こることが確認されている。

・筋力、関節の可動域(柔軟性)、骨の強化などポジティブな影響を与えると考えられる。
結果、生活の質(QOL)が向上する期待が大きくなる。

・日常生活動作(体の使い方)の質の改善などにより、転倒などを防ぐことにも繋がると考えられる。

・トレーニングすることにより、代謝の改善が促されて糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、動脈硬化症などの予防や改善に繋がる可能性がある。

・継続的にトレーニングをすることにより、認知能力の向上や心理的ストレスの解消、健康的になり自分自身に自信を持てるようになるなどの心理面での効果も考えられる。

現状、老化を止めることは出来ないですが日々どのように過ごすことで大きな差が生まれてきます。
今後はテクノロジーの進化により便利になっていく反面、行動量や意欲が減っていくと考えると日々の小さなことの積み重ねが、将来の健康を変えるかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

それでは!


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