脱!肩こり!デスクワークの首肩こりの原因は呼吸が原因?

こんにちは。パーソナルトレーナーの高田です。

デスクワークが多いと、辛いのが首や肩のこり。
腰痛はなくとも、首や肩のこりに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

マッサージなどに行って、その場では少し緩和するかもしれませんが時間が経てばまた痛みが出てきてしまう。

委ねているだけでは中々体を変えることは難しく、対症療法になってしまいます。
症状だけにアプローチしていて、同じことを繰り返すだけです。
根本的な解消には、まず痛みの原因を探すことにあります。


1.症状が出る原因を探る

まずは症状だけにフォーカスして考えるのではなく、症状が出た原因を探ることです。

人それぞれ生活習慣が異なりますので、その原因も様々だと思います。
言うまでもないですが、指導において重要視するのがお客様がどのような生活を日々送っているのかを考える必要があります。

例えば

・長時間のデスクワーク

・営業での外回りが多い

・特定の姿勢や動作などを繰り返す

・お仕事の活動量

・育児や家事(出産経験の有無など)

など

現代社会において、私達は多くのストレスに晒されています。
過度なストレスは体に多くの悪影響を与え、自律神経の乱れにも繋がります。
緊張状態が続くことで体に無駄に力が入ってしまい、首や肩周りの強い緊張に繋がるとされます。

また、ストレスと一言でいっても様々です。

一般的にイメージが付きやすいのは、不安や緊張、怒りなどといった精神的(心理的)要因だと思います。

間違いなくこの要因が大きいと思いますが、その他にも気温や天候などの環境的要素の物理的要因。
栄養不足、食品添加物、タバコ、アルコール、 酸素の欠乏、過剰などの化学的要因などがあります。

正直に言ってしまえば、肩こりなどの不調の解消するためには、まず生活習慣の見直しやストレスの原因となっている元を取り除くことです。
それを取り除かれなければ、どんなに良いエクササイズを行っても根本的な解消は難しいのが実際だと考えています。

ストレスによる影響が大きいのは、間違いありませんがその他に原因として考えられるのが呼吸です。

上記でも出ていますが過度なストレスは自律神経の乱れに繋がり、交感神経を優位にします。

逆に言えば、呼吸が乱れている。不適切な呼吸をしているがために首、肩周りの緊張を促してしまい自律神経にも影響を与えていると言えます。

ゆっくり息を吸って、吐いてと繰り返すと気分が落ち着きませんか?
体に不調があるときには、まずは適切な呼吸が行われているのかどうかを確認することが大事です。

2.原因は呼吸のメカニズムから考える

まず、呼吸は一日およそ2万回程度行われていると言われております。
絶えず呼吸が行われているのでどのような呼吸をしているかによって、体への蓄積の度合いが変わります。

まず、簡単に呼吸のメカニズムについてご説明致します。

呼吸の際にメインとして働くのが横隔膜という筋肉です。
膜となっていますが、筋肉なので収縮も弛緩もします。

横隔膜は、胸とお腹を分けるように位置していて肋骨と背骨などに付着し、ドーム状で屋根のような形状をしています。

呼吸機能以外にも付着部から考えられるように姿勢や内臓機能、循環機能などにも影響を与えます。

横隔膜の動きは以下の通りです。

○吸気時:横隔膜が下がる(収縮)
横隔膜が下がることで肺は下方に引き下げられることで膨らみ(減圧)、肺に空気が入り肋骨が開く。


○呼気時:横隔膜が上がる(弛緩)
横隔膜が上がることで肺は上方に持ち上げられることで萎み(加圧)、肺の中の空気が排出され肋骨が閉じる。

横隔膜が上下に動くことにより空気の出し入れが行われます。

ただ、何かしらの理由(ストレス、姿勢の乱れ、横隔膜の筋力低下など)でメインの呼吸筋である横隔膜の機能が低下すると、呼吸補助筋という首、肩周りの筋肉を過度に使い肺に空気を送り込もうとします。

安静時においても常に呼吸補助筋である首、肩周りの筋肉が過度に使われてしまうと緊張状態が抜けずに「肩こり」や「首こり」をはじめとした不調が出てきてしまいます。

デスクワークの場合、肩が前に入り姿勢が乱れやすく、また長時間パソコンなどを見ることは瞳孔が開くことになり(散大)、交感神経が高まりやすくなります。

姿勢や自律神経の乱れによって、呼吸機能が低下することに繋がり本来あるべき呼吸が失われてしまいます。

肩をすくめていたり、首が短くなってしまっている見た目の方は不効率に呼吸が行われている可能性が高いです。

また、体内の酸素の量が多くなると体中に酸素がかえって行き渡りづらくなります。
その結果、体は酸欠状態となり体の不調や痛みなどに繋がる恐れがあります。

詳しくはこちらの記事をご参考くださいませ。

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3.まとめ

現在の生活様式、生活習慣から考えればデスクワークが基本ですし、便利な生活が故に活動量も大きく減ってしまう可能性が高いと言えます。

生活してる上では多くのストレスを受け、惰性で生活していれば私たちの体は多くの悪影響を受けます。
その結果、自律神経や呼吸機能などをはじめとした様々な部分で体の機能や制御に影響を与え、負の連鎖に繋がります。

今の自粛生活の影響でご自身の体に少しでも目を向けて、運動の必要性や生活習慣を見直すきっかけが少しでも出てきていたら良いかもしれません。

ただ、「運動しましょう!」的なものは運動指導者のエゴでもありますのでご自身が出来る範囲で行うことが大切だと思います。

結局なにが言いたいのかわからなくなってしまいましたが、メインの呼吸筋である横隔膜の機能が低下し、呼吸補助筋である首、肩周りの筋肉が過度に使われてしまうと緊張状態が抜けずに首・肩こりなどといった不調が出てきます。

首・肩こりが酷いという方は、呼吸または生活習慣などを見直してみてください。

それでは!

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