最近、お腹を下しやすい…血液検査からみる胃酸の分泌チェック

こんばんは!パーソナルトレーナーの高田です。

お腹を下しやすいと感じる方はもしかしたら胃での消化が上手くできていない可能性があります。

胃ではタンパク質や脂肪の初期消化を行なう役割などがあり、消化するには胃酸の酸性度が高い状態が重要です。

いわゆる胃酸の分泌がしっかりされているかということになります。

お腹を下しやすい原因をより精度をあげて探るために、今回は血液検査の数値から胃酸が分泌チェックお伝えできたらと思います。


胃酸の分泌能力をはかる検査項目

胃酸の分泌能力を調べる時にみる検査項目は「ペプシノーゲン1(PG1)」というものになります。

このペプシノーゲン1(PG1)の役割を簡単にお伝えをすると、胃の粘膜から分泌されるものでタンパク質を分解する酵素になります。
いわゆる胃酸の分泌がされているかを確認するものになります。

※以下、ペプシノーゲン→PG1と表記します。

血液検査では実際に以下の項目を確認をしてみてください。

PG1:胃酸の分泌をはかる → 低い×

PG2:胃の炎症時に上昇する → 高い× 

PG1が低く、PG2が高いと各々両方の数字が近づくことになります。
近づけば近づくほど、胃の炎症があるということです。

では、実際の各々の数値をみてみましょう。

PG1が基準値よりも低い場合は、胃酸の分泌がしっかりされていないということになります。

PG1/PG2の比率が近い場合は、胃炎が起こっていると予想ができます。

それぞれ改善を促すためにはついては以下の通りです。

PG1が低い:胃酸の分泌を促すことが必要

【胃酸の分泌を増やす食品を取る
梅干し、レモン、お酢などの食品を取る
サプリメント(塩酸ベタイン、ダイジェストベーシック)
※サプリメントは服用前に専門家に相談したほうがいいです。

【食事中に水分を取りすぎない
水分を取りすぎてしまうと、胃酸を薄めることになります。
ただ、高齢の方は嚥下の能力が低下しているのでお水は適度に取りましょう。

【気分を落ち着かせて食事をする、早食いNG】
リラックスしているときは副交感神経が優位に傾きます。
副交感神経に傾くと、胃酸の分泌にも繋がります。
反対に交感神経に傾くと、消化能力が低下します。

【胃腸薬には要注意】
胃酸を分泌したいのに、胃酸抑制剤を服用するのはかえって逆効果です。
もし、PG1が低い場合はまず取り除くべきは胃酸抑制剤となります。

薬を服用する場合は確認をしましょう。


PG1/PG2の比率が近い:胃の粘膜を保護することが必要

【胃の粘膜を保護する栄養素を取る
粘膜を保護するための主な栄養素と食品は以下の通りです。

・ビタミンA ※特にビタミンAは大事
野菜:にんじん、かぼちゃ、モロヘイヤ
レバー:豚、鶏 ※取り過ぎは注意

など

・ビタミンD
魚:鮭、イワシ、アジ、しらす
きのこ類:きくらげ、まいたけ 
など

・タンパク質

魚(青魚系がおすすめ)
大豆製品

など

・マグネシウム
海藻類わかめやひじきなど
大豆製品(納豆)

種実:アーモンド、カシューナッツ、落花生など
硬水(ゲロルシュタイナーがおすすめ)
にがり

カフェインやアルコールを取ると胃酸の(過剰)分泌となり、かえって胃が荒れて胃炎に繋がる恐れがあります。
朝一番のコーヒーなどは必ず食後のあとにしていただき、お酒を飲む際も食事をしながら取るようおすすめ致します。
空きっ腹は絶対にNGです。

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何かご参考になれば幸いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは!


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